プロローグ(序章)
2006年5月3日 神奈川県高座郡寒川町「ジャンボ入澤 (閉店)

マー君が職場で仕入れてきた「大盛りのカレーがある」という情報を元に
神奈川にある『ジャンボ入澤』という弱いプロレスラーみたいな名前の食堂へ車を走らせました。

…しかしこのとき二人は気付いていませんでした、地獄ランチタイムへ向かっていようとは…


ロングドライブの末『ジャンボ入澤』さんに到着。
どんな料理が出てくるのか期待と不安を胸に、いざ店内へ!

13時半ぐらいに到着すると、他に食事してたのは10人ぐらい、
みんな普通に食っているようですが、よく見るとみんなの前にある皿は普通の店の皿より絶対にデカイです。


メニューの一部です。
この写真の真ん中あたりに“ジャンボ”シリーズを発見。

さっそくオバちゃんにジャンボカツカレーをオーダーします、
ワシら「ジャンボカツカレー2つ!」
オバちゃん「本当に!?2人で1個じゃなくて?」
ワシら「うちら、それを食いに来たんでね」
オバちゃん「じゃあ、がんばってね」

待つこと15分ぐらい・・・

運ばれてきた「ジャンボカツカレー」

っていうか厨房から運んでくる前に、オバちゃんがラジカセで「軍艦マーチ」を流し始め、
ラウンドガールのように「拍手をお願いします」と書いたボードを手に持って現れます。

そして「当店ナンバーワンのジャンボカツカレーが出ま~す!」と大声を発した後、
入場曲と店内のお客さんからの拍手の中、我々の「ジャンボカツカレー」が登場してきました!!はずかしぃ~!


オバちゃんに「写真撮ってもいいですか?」と一応確認し、まずは撮影。
いざボリューム超満点のカツカレーに挑みます!

しかし、カツを口にした瞬間、衝撃が走ります。





硬てぇ~!!!!


カツが硬いんです・・・すごく。

まぁそんなことはお構い無しに、写真を撮りながら食べ進めていきます。

だいぶ食ってお腹はイッパイですが、カツだけが残るあきらかに計算が狂った食い方の結果、
完食をあきらめ、せめて下に敷き詰められたキャベツとカレーライスは食おうという方向へ。


マー君、途中経過


依然として、カツは硬くて噛み切れません。


食べ物を冒涜するつもりは無かったのですが、

目に付いたニンニクをカツに乗せる始末、これでは失敗は目に見えている。


さらに、カツのコロモと肉を分けて食う“邪道食い”に手を出してしまう。


そして、ゆっくりと箸を置き、目を閉じた。


オバちゃんがやってきて「結構食べたほうだよ、残ったのはおみやげにしな」と言うことで、

結局、食えなかったカツは20円でプラスチック容器を売ってもらい、おみやげに…。

その後、オバちゃんの口からは
「うちはカツが違うのよ、普通のロースカツじゃないって分かるでしょ?」
「はい、デカくて硬かったです」
「そうなのよ、硬い肉使ってるのよ」(  ̄ー ̄)*キラン
「(゜д゜)はぁ?そりゃねーよ」みたいな会話をしつつ、会計して店を出ます。



食後、駐車場を歩く武藤敬二マー君(腹いっぱいで歩き方が変です)
そして、手にはおみやげとなったカツが…

オバちゃんの話によると、今日完食して帰った人がいると言ってましたが、
こうして、初の試みである日帰り大食いの旅は、完敗でした・・・

今日は5月3日(ゴミの日)ですが、我々のおみやげはゴミにしないで明日以降、ちゃんと家で食います。

こうして、放浪の旅は始まった・・・


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