“海賊王”を目指して
2010年6月29日 山梨県中巨摩郡昭和町「和食や 吉べえ」

「海賊王に、おれはなります。」
こんなすっとぼけたメールがピーターから届いたのをきっかけに、
何か食しに行こうと、海の無い山梨県の『和食や 吉べえ』さんを目指します。



中央道の国立府中インター→甲府昭和インターと移動。


高速も順調に流れており、午前10時半に出発して12時前には現場に到着。


「ちょっと準備します。」
そう言うとピーターはなにやらごそごそと・・・


「海賊王に、おれはなります。」

全然、ルフィじゃね~!!!
漫画「ワンピース」のルフィというより、むしろウクレレを持たせりゃ「こち亀」の両さんです。


“旅の恥はかき捨て”とはよく言ったもので、この変態と共にお昼時の店内へ。
「お客様は何名様ですか?」
「2人です。」


店内はとてもきれいで広く、テーブル席と座敷もあります。
ランチ営業は11:00~14:00です。


メガ丼メニューがこちら。
店員さんに聞くと、メガの丼ものはご飯3合(1kg)盛っているとのこと。
ちなみに麺類は8玉入っているそうです。
他にもメニューが豊富で、どれもおいしそうな写真付きでした。

そんな中、ピーターが発見したものは、

“限定10食”限定海鮮丼

「あの・・・海鮮王に、なっていいですか?」
「限定10食だからな・・・頼んでみるか。」

「すいません、限定海鮮丼を酢飯大盛りで2つください!」

メガ丼を食しにきたはずなのに、限定の誘惑に負けた男たちでした。


数分後・・・


限定海鮮丼が到着します。


見た目は浮き輪型の器に盛られた海鮮丼です。
イカ、マグロ、エビ、レンコン、玉子、とびっこなど盛られて
500円(大盛りで620円)はお得でしょう。


ひとまず限定10食の海鮮丼を食べられて、満足。




しかし、山梨まで来てこのままおいしく食べて、
サッサと帰るのもちょっともったいない気がしてきました。

「ランチ営業って14:00までだよな。」
「そうですが、まさか・・・」
「とりあえず会計してから考えよう。」

一旦、店を出て駐車場へ。

そして、1時間後・・・

「お客様は(あれ?)何名様ですか?」
「2人です。」

暴挙、無謀、何というか店員さんにばれるのも恥ずかしいですが、
再び同じ店へ、そして同じ席へ通してもらいます。

あらためて、
タチカワ:メガ煮かつ丼
ピーター:ランチ海鮮丼
を注文。



こちらがピーターのランチ海鮮丼(850円)。
限定海鮮丼と比べると、値段は上がりますが、
マグロが2枚に増えていたり、とびっこがイクラになったり違いがあります。

ランチメニューにはコーヒーが付くようです。

海鮮丼とコーヒーを同時に口に入れる変態。


さらに、追加で吉べえクレープ(400円)まで注文して、夏を満喫しています。


一方、ワシのメガ煮かつ丼が厨房から運ばれてきます。


「えげつねぇ~」

デカイ、ただただデカイの一言です。
こんな器が世の中にあること自体、知りませんでした。


さぁ、意を決して、化け物のような器のふたを開けます。


盛られているかつ丼も相当のボリュームですが、器がデカすぎるので、その量が伝わるか心配です。
かつ丼にスプーンが付いてくるのも、この店ならではでしょう。



しばらく、呆然と眺めていましたが、まずはかつに箸をつけて食します。


どっしりとしたかつ丼は、箸を曲げてしまうほどの重さです。
かつも大きく、厚い、でも硬いわけではなく、おいしいかつ丼です。ただ、量が多いです。



「限定海鮮丼を食べていなければ・・・」と後悔しても仕方ないので、
撮影は任せて、ひたすらに食し続けます。

しかし・・・


残り4分の1ほどがどうしても食べられず、14時を過ぎて店員さんたちが
続々と厨房から出てきてお昼休憩を始めたところで、無念のギブアップ!


「こっちから撮ると絵になりますよ!!」というピーターの言葉の通り、
後光を放つ神々しい姿で「もう、食べられません」と巨大な器にふたをします。

今度は限定の誘惑に負けず、1回目からメガ丼を注文したいと思います。



今回、限定海鮮丼、ランチ海鮮丼の2杯を食した海鮮王のピーターもお店の前で撮影。



【山梨県にお住まいのイニシャルH・Fさん(夫妻)へ】
~また山梨にお邪魔させていただきました。
ヨッシー夫妻ともども、今後ともよろしくお願いします。~


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