チーム喰い ~ここをキャンプ地とする~
2008年11月24日 神奈川県横浜市「味奈登庵」
「おい!」
「この」
「バカヤロー」
の「水曜どうでしょう」に触発されて始まった今回の旅。
ムサシノ、ピーター、ガキさんの全P連メンバーの精鋭と共に
『味奈登庵』さんの“そば富士山盛り”を食すために行ってきました。
それにしてもムサシノという男、昔っから雨男と呼ばれてきており、この日も本領発揮で雨・・・
雨を降らすことに関しては、もはや達人の領域です。
(※余談ですが、メロン記念日の4人も全員雨女として有名。)

休日ということもあって、お店はまぁまぁの混み具合でした。

座敷に通され、お茶を飲みながらメニューを一読。
「あれ、カツ丼あんじゃん」となり、4人が注文したのは、
ワシ:カツ丼セット 富士山盛り
ピーター:玉丼セット 富士山盛り
ガキさん:カツ丼セット 大盛り
そして、
ムサシノ:生ビール、イカフライ、アジフライ、珍味3種盛り
となります。
(ムサシノという男は大酒飲みなので、酒とつまみになるものだけOK)
このお店はそばを大盛りや富士山盛りにしても、追加料金は一切かかりません。
しかし、富士山盛りについては1人で食べるように下記の注意書きがあります。

富士山盛りについて
4人でそばを3つしか頼まない不審な状態でいると、ムサシノさんの料理が続々とやってきて、
一足先にムサシノさんが“店の酒を全種類飲むつもりで”走り出します。
今日の役割は、
ワシ:たくさん食べる
ムサシノ:たくさん飲む
ピーター&ガキさん:楽しく飲み食いしながら撮影
という「チーム喰い」といった感じになりそうです。

撮影係の2人
ムサシノさんは酒のメニューを片手に、ビール、焼酎、日本酒とその手は止まりません。

奥深い日本酒の世界を、ここから彷徨い始めてみては・・・。

写真の利き酒三昧と同時に、我々のそばも到着します。
が、ここで予想外の出来事が!
やってきたのはカツ丼ともりそば3段のセット(ガキさんの大盛りは2段)
「富士山盛り」ということで山のように盛られたそばをイメージしていたんですが・・・
「これでは撮影してもなぁ」としょんぼりしながら、「今日は普通に食して終わりだな」ということで
撮影もせずに、普通に食べました。
山のように盛られるのは、単品のもりそばやざるそばのようでした。
と言うわけで、

カツ丼セット 富士山盛りを完食!
こうなると今日は主役は隣のムサシノさんです。
そば焼酎をロックで飲んだり、そば湯で割ってもらったり、昼間っから酒臭いダメオヤジ状態です。
「良いんですか?」
「タチカワさんはそれで良いんですか?」
それぞれ注文した富士山盛りセットと大盛りセットを食し終えて、
デザートのアイスを食べる女子会のような雰囲気の撮影班から、挑発ともいえる問いかけが来ます。
数分考えて、「よし、ピンポン押せ!」
そして、店員さんに「もりそばを富士山盛りで1つ!」とオーダー。
なんたる暴挙、カツ丼にもりそば3段を食したあと、この店の名物“富士山盛り”を拝むために注文。

そしてやってきた2つめの富士山がコチラ。
2つめの富士山といえば、トーナメントマウンテンが思い出されます。(キン肉マンネタ)

「お前ら、ワシの生き様、いや、死に様を見ておけ」と山頂から食べ始めます。

「お前だけを死なせるわけにはいかねぇ」と、利き酒三昧2セット目!!(こっちも暴挙!)
ここからは食の神と酒の神のコンビ喰いです。

喰っても喰っても、減らねぇ。まさにそばの無限地獄

つまみをさらに追加し、凛として飲み続けます。
そば屋に来て、そばを食べない。この男には常識は通用しません。
お互いに食べ、飲み続けます。

味をチェンジしようと、つまみの珍味をもらって「味をChange!Yes We Can!」
一方、その頃・・・

利き酒三昧を数セット完飲!
ですが、相当酔っ払っているようです。

おい!それはそばつゆ!!
数分後、富士山で言うところの、ふもとの富士吉田市あたりが見えてきたとき、さすがに手が止まります。
症状としては「ぎょうざやさん」の5合チャーハンのときと同じ。

残りわずかなのに、ちびちびと一本づつ食します。
その後、やたらと時間はかかりましたが、

ようやく2つめの富士山も制覇。
そばだけでなく、ラーメン、うどん、麺類はしばらくいいです・・・

カツ丼、もりそば3段、もりそば富士山盛りを完食

お茶を飲んで、隣を見ると・・・

酒の神は朽ち果てていました。
最初にも書きましたが、大盛りや富士山盛りに追加料金は無いので、もりそば富士山盛りは500円です。
ですが、残したり、複数人で食べると店の人が困って、
最悪の場合、その制度が廃止になるかもしれません。
自分の胃袋と相談しながら、食事をしましょう。
このあと、寝てしまったムサシノさんを起こして、家路につきました。
ちなみにコチラが、さかのぼる事十余年、

食の神と酒の神の出会いを写した貴重な写真および、かまくらの中で談笑する写真
『味奈登庵』さんの公式ホームページによると
「古民家を改造したユニークな店です。お子様連れでもゆっくりくつろげます。」とのことですが、
それにしても、ゆっくりしすぎました。
味奈登庵さん、すいませんでした。<(_ _)>
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