野試合
2007年7月24日 神奈川県横浜市

今回は通常の放浪記と異なり、先日職場に配属されてきた新入社員と
食事をしようということになったので、どうせならということで物語風に書いてみました。
バカバカしいですが、さっそく始まりです。


いつものように犬丸さん(好物はキムチチャーハン)と夕飯を食していた。

犬丸「確かに、パーカーも良いけど、カチューシャも良いと思いません?」
「そうですね~。ペロペロしたいですね~。」

すると・・・


不意に背後に殺気を感じた。

謎の大男「先輩!俺と大食い勝負しましょうや」
「誰だお前は」(デ、デカイ・・・北斗の拳の悪役並にデカイ!)
謎の大男「名乗るほどのものではございやせん。"北の壊し屋"とでも呼んでください。」


壊し屋「あんたを倒して、下克上や。」
犬丸「こっちは食事中だ、後にしろ!」
「季節の変わり目なのか、こういう輩はどこにでもいる。よかろう。」



「そうだな、ちょうどここはカレー屋だ。カレーで良いか?」
壊し屋「ギュルッフッフ。この勝負のために俺は朝飯を抜いてきたんだ!」
「ギュルッフッフって・・・」(やはりこいつ、人間の類じゃねー(汗))

そもそも朝飯抜いたかもしれんが、今は夕飯時だ。
昼飯はしっかり食べたんだろう?と思いつつ、好きなものをオーダーするように言うと、


壊し屋「ソーセージカレーにチキンカツをトッピング、ご飯は1000g、辛さは普通をたのまぁ!」

「うむ、そうきたか。そこの女子高生!同じのをもう1つもらおう!」

店員「はい、かしこまり~」
俺、犬丸、壊し屋「萌え~」



計1kg超えのカレー到着。



「んじゃっ!」
壊し屋「いっただっきま~す」


壊し屋「モフモフ」
「もふもふ」

その後、2人とも無言で食べ続けます。



壊し屋「み、みず・・・」
犬丸「あ~あ、水をがぶ飲みしちゃってるよ、わかってないな~」


・・・数分後・・・セコンドに付いていた犬丸が俺の皿を見て異変に気づく。



犬丸「あっいけない!ご飯に比べてルーの量が少なすぎる。このままでは負けが目に見えている!」



「安心しろ犬丸、俺にはコレがある!」
無料の福神漬けをドバドバと投入し、味に変化を求める。邪道食いと紙一重である。



壊し屋「ギョッギョッギョ、俺はこれだ!」
薄気味の悪い笑い声、カレーに水、まさに邪道食いの極み。(※このあと全部責任を持って美味しくいただきました)



犬丸「ついに正体を現したなー!!」




「食をおろそかにする者に鉄槌を加える!山田君、例のもの持ってきて~」



怒りに満ちた俺は、ココイチオリジナルスプーンを取り出す。
こんな日のために、いつも持ち歩いている。

味を変え、スプーンを変え、一気にラストスパート。



「ご無礼!!」


犬丸「この人の“ご無礼”が出たら、もうしまいや・・・」


「やっぱココイチのカレーは、ココイチのスプーンだな。ごちそうさまでしたー。」


壊し屋「ゴハァ!グログログロ!ゴチソウサマデシター」



~犬丸が解説する今回のポインツ~
・朝飯を抜くのは大間違い、胃が縮まって食べ物が入らなくなるだけ。
・食事中の水は胃の中で米を膨張させるため、極力控える。
・土山しげる「喰いしん坊!」全24巻、日本文芸社〈ニチブンコミックス〉から好評発売中!!




【監督】俺

【出演】俺、犬丸、北の壊し屋

【台本】俺、犬丸

【撮影】俺、犬丸、北の壊し屋

【撮影協力】『CoCo壱番屋 緑区中山店』さん







~おまけ(NGショット)~



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